現在、海外でルームシェアを検討している方に。
語学留学歴3回(イギリス:1か月&1年、セブ:10日間)で経験したルームシェアの事情をお伝えしたいと思います。
Contents
海外ルームシェアの事情
ルームシェアと聞くとなんだかワクワクしませんか?
少なくとも、留学前の私は、ルームシェアをする事にワクワクが止まりませんでした。
そして、実際に経験した後も「この経験は、私の人生で大きな財産になった。」と思えるほど、ルームシェアをしてよかったと思っています。
ただ、だから安直にルームシェアをおすすめできるか、というとそういうわけでもないんですよね。
楽しい事ばかりではなく、人によっては、ルームシェアがかなりのストレスになる場合もあるからです。
今回は留学の滞在方法の判断材料の1つに。ルームシェアの様子をお伝えしていきます。
ルームシェアのメリット
まずは、ルームシェアの魅力についてお伝えしていきますね。
滞在費が抑えられる
一番喜ばれるルームシェアの魅力は、費用面かもしれません。
ルームシェアをする場合、5人~2人部屋を用意している学校が多いのですが、シェアする人数が増えるほど費用は安くなります。
一人部屋の金額に対して、70%~80%まで費用を落とす事ができるため、滞在期間が長くなるほどかなり金額に差がでてくるんですよ。
参考
セブ留学【First English Global College】基本コース×4週間
1人部屋(一人当たり):$1890…約206,000円(1ドル109円計算)
5人部屋(一人当たり):$1450…約158,050円(1ドル109円計算)
差額は約50,000円!!!
*料金には、授業料や寮費・食費(平日3食・土日1食)・掃除洗濯代・設備使用料が含まれる
参考
セブ留学は、滞在場所をホテルと学校寮(一人用 or ルームシェア)から選べる所が多い
英語を話す機会が増える
ルームメイトが海外の方の場合、たくさんの英語を使う機会に恵まれます。
些細な会話も英語、ルール決めも英語。全て英語です!
半強制的にコミュニケーションをとる機会を設けられるのは、引っ込み思案な方には嬉しい環境ではないでしょうか。
特別な存在ができる
一緒に生活していくと、ルームメイトが特別な存在になっていきます。
私はイギリス滞在中、2人部屋で過ごしたのですが、合わせて4人の子とルームシェアをしてきました。
シェアする期間や相性によって、仲良い度合いは違いますが、どの子も特別な存在となりました。
学校であった時の会話も、「部屋に鍵忘れちゃったから、一緒に帰ろ?」とか「今日帰り遅くなるからね。」とか、ちょっとお互いの事を意識することが多い感じ。
私は、ルームメイトと恋バナや食べ物の話でよく盛り上がるほど仲良く過ごせたため、余計にこの思いが強かったと思います。
そして、ルームメイトが帰国した後、語学学校の長期連休を利用して、友達の実家に滞在させてもらうなんてことも。
本当にありがたい出会いが詰まったルームシェアでした。
ルームシェアのデメリット
さて、ここからはルームシェアのデメリットに関してです。
ルームシェアをしてよかったと思っていますが、正直こっちの方が多いかもしれません。
生活リズムのずれ
まずは、デメリットに生活リズムのずれがあげられます。
日本人同士、家族ですら、このずれってありますよね。だから仕方ない事なんです。
わかっていながらも、こう思ったものです。
この理由は、勉強時間の確保のしにくさにありました。
私にとっては、ルームメイトみんなの就寝時間が早かったんです。
22時半には消灯…
え?勉強まだ終わってないよ?というタイミングでも、「部屋暗くしないと寝れないから電気消してね。」となることはよくありました。そして辛いのが「デスクの電気もつけないで」と。
そこにいる友達は「何勉強なんてしようとしてるの!こっち来なよ!」みたいなノリで、結局勉強するスペースは確保できず。
結局夜の勉強は諦め、放課後の学校を利用していました。
思うように勉強できない感じ、結構ストレスになっていたのを覚えています。
価値観のズレ
デメリットに、価値観のズレもあげられます。
掃除
綺麗好き度合いの一致も、仲良く過ごすためには大切になってきます。
掃除を当番制にしてルールを決めたりはするのですが、こだわり部分が違ったりするんですよね。
他の部屋の友人達は、「ちゃんと掃除できていないじゃない!」と一方が怒り、言われた方はその都度うんざりする…を繰り返していました。
幸い私は、そんな極端な感覚をもったルームメイトではありませんでしたが、それでもやっぱり相手が気になるポイントを聞いて、なるべく合わすようにしていました。
物事にもよりますが、ある程度自分が折れるスタンスでいる方が、ルームシェアはスムーズに行く気がします。
参考
セブの学校は、スタッフが掃除をしてくれるため、このようなトラブルはレアです
距離感
もう一点、「おやおや…??」と思うこともありました。
距離感の違いです。
ある日ルームメイトから報告があったんです。
「あなたの机の引き出しの中に、丁度いいスペースがあったから、私の物を入れさせてもらったよ。」と。
このように「普通はしないでしょ?」と思う事が起きるのもルームシェア。
それぞれ価値観は違うので「さすがにどうなのよ?」という事は、しっかり意見を伝えライン引きをしていくことも、結果的に円満の秘訣かもしれません。
生活習慣の違い
生活習慣の違いでは、知らない間にルームメイトにビックリされていた事もありました。
というか、私もびっくりしたのですが。
ルームメイトは、スイス人とイタリア人だった時があるのですが、みんな水で顔を洗わないんです。(もちろん個人差があると思うのですが)
濡れたタオルで顔をさっと拭いて終わり。
そんな事考えもせず、そして気付かなかった私は、毎朝、顔を水でバシャバシャ洗っていたんですよね。
しばらくたってからですが、ルームメイトが「実は、朝から騒々しいなって思ってたのよね~今は慣れたけど」と…。
知らない間に相手にストレスを与えてる事ってやっぱりあるんですよね。
国の違いがあればあるほど、もっともっと生活習慣のギャップは大きい。
こうやって知らないうちに、迷惑をかけているかもしれないと意識する大切さを改めて感じました。
親子留学の場合
親子留学の場合は、2人部屋、3人部屋といっても、家族だけの滞在になります。
なので、部屋での過ごし方は日本にいる時とさほど変わらないと思います。
子どもの人数だけ料金も高くなってしまうので、一人当たりの金額を抑えられるのはありがたいですね。
また、私が親子留学でお世話になった【First English Global College】では、親子で滞在している家族を隣同士にしてくれていました。
ルームシェアではないですが、同じ寮にすむ楽しさを感じる事ができました。
結局ルームシェアをおすすめできるのか
ルームシェアを楽しく過ごせるかどうかは、「運」が大きいと思います。
「どうしても難しいな…」となった場合は、部屋を変えてくれる学校も多いので、ぜひ対応をお願いしてみましょう。
ただ、自分の心構え次第で、嫌だと思ってたことが「面白い」に代わる事もありますよ。
「自分の時間、空間を乱されたくない。」という方には、ルームシェアはお勧めしませんが、交流を持つことが好きな方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。