
この記事でわかること
- 英検の二次試験(面接)対策、いつから始めるべきか
- 自宅でできる具体的な面接練習の方法
- 一発合格した我が家が実際にやったこと
「一次試験、なんとか受かった…。でも二次の面接、何から準備すればいいの?」
一次の合格発表を見てホッとしたのも束の間、次は面接という壁。しかも、対策の情報は一次試験ほど多く出回っていません。結論から言うと、二次試験の対策は「一次の合格発表を待たずに」始めるのが一番安心です。
理由は単純で、二次試験までの準備期間は1ヶ月ほどしかないから。一次の結果を待ってから動き出すと、練習にあてられる週末は2〜3回ほどしか残りません。
私は子供向け英会話教室で、二次試験を控えた家庭を何組も見てきました。同じ「合格ライン」の子でも、早めに準備を始めた子とそうでない子とでは、本番での落ち着き方が明らかに違います。この記事では、中3の息子が英検準2級に一発合格した我が家の実例をもとに、面接対策のタイミングとやり方を具体的にお伝えします。
2026年度・第2回検定のスケジュール
まず、今の時期に知っておきたいスケジュールを整理します。
| 申込締切 | 2026年9月4日(クレジットカード決済なら9月7日まで) |
| 一次試験 | 2026年10月4日(本会場) |
| 二次試験(面接) | A日程:11月8日/B日程:11月15日 |
一次試験から二次試験まで、実質1ヶ月ほどしかありません。合格発表を見てから慌てて対策を始めると、練習できる回数が限られてしまいます。
級によって面接の内容はどう違う?
面接対策を始める前に、お子さんが受ける級の面接がどんな形式かを知っておくと、練習の的が絞りやすくなります。
| 級 | 面接の特徴 |
| 5級・4級 | 面接は任意(希望者のみ)。基本的な受け答えが中心で、負担は軽めです |
| 3級 | 面接が必須に。問題カードの音読+内容についての質問が基本の流れです |
| 準2級 | 音読+イラストの状況説明+自分の意見を述べる質問が加わり、難易度が上がります |
| 2級 | 3コマイラストの流れを説明する問題など、準2級よりさらに踏み込んだ内容になります |
級が上がるほど、「読む・聞く」だけでなく「自分の言葉で説明する」力が求められるようになっていきます。
面接対策は「いつから」始めるべき?【結論:一次試験の直後から】
正直にお伝えすると、一次試験の結果を待たずに、二次の対策を始めてしまってOKです。一次に落ちていたら単に練習した分がそのまま来年に活きるだけ。待つデメリットの方が大きいです。
我が家の場合、息子は中3になって最初の英検で準2級に一発合格しました。二次試験の対策は、一次の自己採点の手応えを見てすぐに動き出しました。結果、余裕を持って本番を迎えられました。
りくまま家の場合
二次試験対策としてやったのは、予想問題の動画を見て出題の傾向をつかむ自主練習だけでした。特別な面接対策の教室には通っていません。息子は5年以上オンライン英会話を続けていて、英語を話すこと自体には慣れていたので、それほど身構えずに準備できたようです。
自宅でできる面接対策、3つのステップ

特別な準備がなくても、この3つを押さえれば十分対策になります。
- 出題傾向を動画でつかむ:YouTube等に予想問題や過去の面接の様子を紹介する動画が多数あります。まず「どんな流れで、どんな質問が来るのか」を知ることが第一歩です。
- 音読とカードの説明practice:面接では、英文の音読とイラストの説明が必ず出ます。声に出して読む練習を、毎日5分でいいので繰り返すと本番の緊張が減ります。
- 「英語で答える」感覚を保つ:面接委員の質問に、日本語を介さず英語のまま反応する感覚が必要です。これが一番差がつくポイントで、直前の詰め込みでは間に合いにくい部分です。
このうち①②は直前からでも間に合いますが、③は普段からの積み重ねがものを言います。
もう少し具体的に見てみましょう。①の「出題傾向をつかむ」は、YouTubeで「英検〇級 二次試験」と検索すれば、実際の面接の様子を再現した動画がいくつも見つかります。1本10分程度なので、週末に親子で1本見るだけでも十分な予習になります。
②の音読練習は、市販の過去問題集についている問題カードのサンプルを使うのが手軽です。毎日長時間やる必要はなく、「声に出して読む」を5分だけ続ける方が、直前にまとめてやるより定着しやすいです。
③については、練習というより「環境」の話です。日常的に英語で話しかけられて、英語で返す経験がある子は、面接官からの不意の質問にも動じにくくなります。
「話し慣れ」があると、対策がぐっとラクになる
息子は学校でネイティブの先生と英語で練習する機会があった際、発音の良さを個別に褒められたことがあります。これは特別な面接訓練の成果ではなく、普段からオンライン英会話で英語を話し続けてきた積み重ねだと感じています。
面接は、知識よりも「反応の速さ」と「声に出す抵抗感のなさ」が問われる試験です。付け焼き刃の対策と、日常的に英語を話す習慣がある子とでは、本番での余裕がまったく違います。
まだ「話す練習」の環境がないという方は、二次試験までの1ヶ月だけでも、オンライン英会話の無料体験で感覚をつかんでおくのもひとつの手です。
面接対策でやりがちな失敗
面接対策の相談を受けていて、よく耳にする「もったいない」パターンが2つあります。
- 模範解答を丸暗記させてしまう:暗記した答えは、少し質問の角度が変わるだけで詰まってしまいます。フレーズの意味を理解したうえで、自分の言葉に言い換えられる練習の方が本番に強いです。
- 直前1週間に詰め込もうとする:面接は「慣れ」が大きく影響する試験です。短期集中より、1ヶ月かけて少しずつ声に出す回数を増やす方が、本番での安定感が違います。
親が「面接官役」になる練習法
特別な教材がなくても、家庭でできる練習法があります。それは親が面接官役になって、本番と同じ流れを再現すること。
- 入室〜着席までのあいさつを英語でやってみる
- 問題カードの代わりに、身近な写真やイラストを見せて「What do you see?」と聞いてみる
- 子供の答えに対して「Why?」と一言だけ返し、続きを話させる練習をする
英語が得意でなくても大丈夫です。決まったフレーズをいくつか覚えておけば、親が英語で質問するだけで、子供にとっては十分な予行練習になります。本番と同じ「知らない大人と英語でやり取りする」緊張感に、少しでも慣れておくことが目的です。
面接当日、直前にできること
- 前日は新しい問題に手を出さない:今まで練習した音読を軽くおさらいする程度で十分です
- 持ち物の最終確認:二次受験票・本人確認書類は前日に用意しておく
- 「間違えても大丈夫」と伝える:完璧を求めすぎると、緊張で声が出なくなる子もいます。多少つまずいても最後まで話す姿勢の方が評価されます
オンライン英会話で「間違えても伝われば大丈夫」という感覚に慣れている子は、この最後のアドバイスがすでに身についていることが多いです。
こちらの記事でも、我が家が英検にどう向き合ってきたかを詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
▶ グローバルステップアカデミーを中学生になっても続けている理由
よくある質問(FAQ)
Q1. 二次試験の対策はいつから始めればいいですか?
一次試験の合格発表を待たずに始めるのがおすすめです。一次から二次まで実質1ヶ月ほどしかないため、早めに動き出すほど余裕を持って準備できます。
Q2. 特別な面接対策の教室に通う必要はありますか?
必須ではありません。我が家は予想問題の動画で出題傾向を確認する自主練習のみで対策しました。普段から英語を話す習慣があれば、それが土台になります。
Q3. オンライン英会話は二次試験対策になりますか?
直接的な面接練習ではありませんが、「英語で反応する感覚」を保つ効果があります。これは付け焼き刃では身につきにくい部分なので、日常的な積み重ねが強みになります。
Q4. 二次試験に落ちたらどうなりますか?
一次試験の合格は次回まで有効な級もあるため、確認の上で再挑戦できます。詳細は英検協会の公式サイトでご確認ください。
Q5. 面接で一番大事なことは何ですか?
完璧に話すことより、最後まで自分の言葉で答えようとする姿勢です。間違いを恐れて黙ってしまうより、多少つまずいても伝える方が評価されます。
Q6. 模範解答は暗記させた方がいいですか?
丸暗記はおすすめしません。質問の角度が少し変わるだけで答えられなくなることがあります。フレーズの意味を理解して、自分の言葉に言い換えられるように練習する方が本番で強いです。
Q7. 何級から面接(二次試験)がありますか?
3級以上は面接が必須です。5級・4級は任意(希望者のみ)で、負担は軽めになっています。級が上がるほど、音読に加えて状況説明や意見を述べる質問が増えていきます。
まとめ:二次試験は「今日から動く」が一番の対策
二次試験までの期間は思っているより短いです。一次の結果を待たず、今日から音読と出題傾向のチェックを始める——これだけで、本番までの余裕がまったく変わってきます。
そして、面接で一番効くのは特別な訓練より「英語を話すことへの慣れ」です。普段の積み重ねが、本番のいちばんの支えになります。