
この記事でわかること
- 親子留学の準備を、いつから何の順番で進めるか
- わが家がやって後悔したこと(航空券・両替)
- 持っていって良かったもの・要らなかったもの
- 出発前に練習しておく英語
「親子留学に行きたい。でも、何から手をつければいいの?」
学校選び、航空券、ビザの書類、持ち物。調べるほど増えていって、途中で止まってしまいますよね。
私は2019年の春休み、当時小1の息子と10日間、フィリピンのセブ島(マクタン島)に親子留学しました。親子2名で費用は約42万円でした。
その経験から正直に言うと、準備でいちばん差がつくのは「早く動くこと」です。わが家は出発の2か月半前に動き始めて、航空券で損をしました。
先に結論:準備は4段階で考える
6か月前=紹介会社と学校を決める/航空券を取る 3か月前=書類の手続き 1か月前=持ち物と英語の練習 直前=両替とお土産。この順番で進めれば、迷いません。
6か月前|紹介会社と学校を決める
最初の山は、学校選びより紹介会社(留学エージェント)選びです。
正直に言うと、わが家がいちばん迷ったのもここでした。学校そのものより、「どの会社を通して申し込むか」で悩みました。会社によって扱う学校が違い、サポートの範囲も料金も変わります。
見るポイントは3つです。
- 親子留学の実績があるか(大人だけの語学留学が中心の会社もあります)
- 現地にスタッフがいるか(何かあったときに日本語で頼れます)
- 見積もりの内訳を出してくれるか(授業料・滞在費・空港の送迎が別料金のこともあります)
留学エージェントの見極めポイントは、こちらの記事にまとめています
どの会社を選ぶか迷ったら、親子留学・小中学生の留学を扱っている会社から資料を取り寄せて比べるのが近道です。ウィッシュインターナショナルは、旅行業第1種を取得し、世界13か国23都市に自社のサポートオフィスを置いています(公式サイトより)。
※資料請求・相談は無料です。わが家はセブの学校へ直接申し込みましたが、はじめての海外なら、親子留学や小中学生の留学を扱う会社に相談しておくと安心です。
航空券は「早く取る」が正解
わが家の最大の後悔はここです。準備を始めたのが出発の2か月半前で、航空券が割高になりました。親子2名の航空券で157,332円かかっています。

半年前なら、同じ時期でももっと安い便が選べました。学校が決まっていなくても、行く時期が決まったら航空券から押さえるほうが得です。
時期は「日本の休み」より「現地の気候」で選ぶ
わが家は春休みを選びました。理由は、セブの乾季でカラッとした気候を狙ったからです。
夏休みは日本の家庭が多く、料金も上がります。現地の雨季を外せるなら、春休みは狙い目です。
わが家の10日間|授業1週間+アクティビティ
通った学校の前で。当時小1の息子です
準備の前に、どんな10日間になるのかを知っておくとイメージしやすいです。わが家の場合はこうでした。
- 授業は1週間。息子は子供向けのレッスンを受けました
- そのあと寮に3泊延泊して、ジンベイザメツアーなどのアクティビティへ
- 滞在中はずっと親子一緒に行動しました
授業だけで帰らず、数日ぶん遊ぶ時間を残したのは正解でした。息子に「海外は楽しい」という印象で覚えてほしかったからです。この延泊分の出費に、後悔はありません。
費用は親子2名10日間で約42万円
内訳はこちらです(2019年春休み・親子2名)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 学校(授業料・滞在費) | 203,955円 |
| 航空券 | 157,332円 |
| 生活費・アクティビティ | 57,275円 |
| 海外旅行保険 | 3,410円 |
| 現地SIM | 1,000円 |
| 合計 | 422,972円 |
金額でいちばん動かせるのは航空券です。だからこそ、早く動くほど総額が下がります。
期間は何日がいい?|わが家は10日間でした
日数で迷ったら、「授業の週数+数日」で考えると決めやすいです。
わが家は、授業1週間に寮の延泊3泊を足して10日間でした。授業だけで帰るより、遊ぶ時間を残したぶん、息子には「海外は楽しい」という記憶が残っています。

延泊のぶん費用は増えますが、ジンベイザメツアーなどに使ったお金に後悔はありません。日数を決めるときは、授業の長さだけでなく「現地で遊ぶ日」を1〜3日足して考えてみてください。
3か月前|書類の手続きを始める

書類は、時間がかかるものから手をつけます。
| やること | 目安 |
|---|---|
| パスポート(子供も必要。残りの有効期間も確認) | 3か月前 |
| WEG(子供が親と別に渡航する場合の書類) | 3か月前 |
| 海外旅行保険 | 1〜2か月前 |
| 学校への申込書・滞在先の予約 | 紹介会社の案内に従う |
保険は、わが家も加入しました。親子2名10日間で3,410円でした。予防接種は、追加では受けていません。心配な場合は、かかりつけの小児科で相談してみてください。
フィリピンには、子供が保護者と一緒でない場合に必要な「WEG」という手続きがあります。親子で一緒に渡航するなら不要ですが、片親だけで行く場合などは条件を確認しておきましょう。
WEGの必要書類と手続きの流れは、こちらでくわしく解説しています
1か月前|持ち物をそろえる

持ち物リストは長くなりがちですが、本当に効いたものは少ないのが正直な感想です。
持っていって良かったもの
① 紙の辞書
現地はWi-Fiが弱い場所がありました。スマホの翻訳が使えない場面で、紙の辞書が役に立ちました。
② 水中でも使えるカメラ
海があるところなら必須です。有名メーカーは高いですが、お手頃な価格のものもあります。子供が海で遊ぶ姿は、スマホでは撮れません。
要らなかったもの
日本食です。学校のご飯に、日本人向けのメニューもありました。「食べられなかったら困る」と思って詰めましたが、使わずに持ち帰りました。
逆に、持っていけばよかったのは日本のお菓子です。仲良くなった先生たちへのお土産に、ちょうどよかったと今でも思います。
1か月前|出発前に練習しておく英語
英語は「話せるようにする」のではなく、授業で困らない言葉だけを練習します。
息子はもともと英会話を習っていましたが、それでも出発の1か月前くらいから、先生とのやり取りに使う言葉を練習しました。
- トイレに行きたいです
- この単語がわかりません
- もう一度言ってください
- あいさつと、簡単な受け答え
ただ、ここは正直に書きます。練習していたのに、息子は授業中に「トイレに行きたい」と言えませんでした。
言葉を知っていても、初めての場所では声が出ないんです。ここは練習だけでは足りない部分でした。初日に先生へ「まだ自分から言えないかもしれません」と伝えておくと、様子を見てもらえます。
親の英語力が不安な場合の対策は、こちらの記事で紹介しています
生活のことも、先に話しておく
英語より戸惑ったのが、トイレでした。現地は水の勢いが弱く、紙を流さない場所もあります。潔癖ぎみの息子は最初かなり戸惑いましたが、数日で慣れました。
「日本と違うところがあるよ」と先に話しておくだけで、当日の驚きは小さくなります。水まわりや食事など、生活の違いも出発前の話題にしてみてください。
直前〜出発当日|両替は多めに
最後の準備は、お金とお土産です。
両替は「もっとしておけばよかった」
現地で思ったのがこれです。両替できる場所が限られていました。
足りなくなってから探すと、手間も時間もかかります。

わが家は空港で両替しました。多めに替えておいて、使わなければ帰りの空港で戻せます。両替しすぎて困ることより、足りなくて困ることのほうが多いです。
子供の小遣いは、用意しませんでした。10日間ずっと一緒に行動したので、必要な場面がありませんでした。
先生へのお土産を1つ入れる
現地では、先生たちと仲良くなります。日本のお菓子のような、渡しやすくて軽いお土産を1つ入れておくと、会話のきっかけにもなります。
お土産にちょうどいいもの(折り紙など)は、こちらの記事で紹介しています
準備チェックリスト
最後に、時期ごとにまとめます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 6か月前 | 紹介会社を決める/学校を決める/航空券を取る/現地の気候で時期を確認 |
| 3か月前 | パスポート/必要な書類(WEGなど)/滞在先の確認 |
| 1か月前 | 保険/持ち物(紙の辞書・防水カメラ)/授業で使う英語の練習 |
| 直前 | 両替を多めに/先生へのお土産/学校への連絡事項を伝える |
よくある質問
準備でよく聞かれることをまとめました。
Q1. 準備はいつから始めるのがいいですか?
半年前がおすすめです。わが家は2か月半前に始めて、航空券が割高になりました。行く時期を決めたら、まず航空券を押さえてください。
Q2. 英語が話せなくても親子留学できますか?
できます。わが家も、息子が授業で使う言葉を練習した程度です。親の英語力より、困ったときに聞ける環境(現地スタッフのいる紹介会社)を選ぶほうが大事です。
Q3. 持ち物で見落としやすいものは何ですか?
紙の辞書と、水中でも使えるカメラです。Wi-Fiが弱い場所があり、海で遊ぶ機会も多いからです。日本食は、学校のご飯で足りることがあります。
Q4. 予防接種は必要ですか?
わが家は追加で受けていません。渡航先や時期によって考え方が変わるので、心配な場合はかかりつけの小児科で相談してください。
Q5. 現地のお金はどうすればいいですか?
空港で両替しました。両替できる場所が限られているので、多めに替えておくほうが安心です。子供と一緒に行動するなら、子供用の小遣いは不要です。
まとめ|早く動いた分だけ、楽になる
親子留学の準備は、やることは多いですが順番が決まっています。
- いちばん迷うのは紹介会社選び。実績・現地スタッフ・見積もりの内訳で選ぶ
- 航空券は早いほど安い。わが家は2か月半前で損をした
- 持ち物は紙の辞書と防水カメラ。日本食は要らなかった
- 英語は「授業で困らない言葉」だけ練習する
- 両替は多めに。できる場所が限られている

帰ってきた息子の第一声がこれでした。準備が大変に見えても、行った後に残るのは「楽しかった」という記憶です。息子も帰国後、テレビで英語が流れると「これセブでも聞いた!」と反応するようになりました。
まずは行く時期を決めて、航空券を調べるところから始めてみてください。