こんにちは!本日もご訪問をありがとうございます!
突然ですが、英語を習得するためには毎日英語に触れ合う事が必要不可欠です!
そして、この「毎日の取り組み」には意欲が大切になってくるのですが、
その意欲を保つためには、どれくらいの量をこなしたらいいのか。
そして、同じ量をこなすとしても、どのような方法が効果的なのか。
せっかくするならば、より良い方法で進めたいと思いませんか?
意欲のわく目標の加減は?
意欲的に学習をするためには、やはり目標を持つことが大切です。
そして、その目標の立て方で学習効果が変わってくるんですよ。
目標を立てるポイント
頑張ったらなんとかできそうだけど、頑張らないと達成できないというバランス
でも、どうしてそう言えるのか。
このバランスは、なんとなくの感覚ではなく、心理学者による実験から導かれた結果だそうです。
意欲を作り出すものは2つ
そもそもの意欲とは、どのように生まれるものなのでしょう?
◆おうち英語で例えてみましょう。
英語を習得するには、いろいろなデータを元に約2700時間の英語の触れ合いが必要だとわかっています。
目線を変えてこの時間に着目すると
メモ
この努力は報われる!という期待を結果期待と言います
そしてこの目標を達成するためには
メモ
自分でもこの努力ができる!という自信を効果期待と言います
この結果期待と効果期待の2つがそろって、初めて意欲が生まれてくるのです。
ただ、実際に膨大な量である2700時間をこなしなさい!!と言われても、確信をもって「やれる!」と言える方は少ないようです。
目安
現在の日本の公立中学、高校の学習時間は合わせて800時間ほど
このように成し遂げたい目標はあっても、「自分は努力できる」という自信がないと、なかなか継続して英語学習を進められないんですね。
効果期待を持つ目標設定の仕方
では、先ほどお話させてもらった効果期待(自分にも努力ができるという自信)を持つための目標設定はどのようにしたらいいのかを考えてみましょう!
苦手で興味を示さない教科の補修授業にお子さんが参加するとします。
そこで出される課題は、全部で42ページあるドリルを、七日間続けて自習で行う事。
この課題をこなすための目標設定によって、得れる効果が変わってくるのですが、
以下の3つのうち、どれが一番効果的だと思ますか?
- 近い目標→1日6ページを目標にしようと伝える
- 遠い目標→7日で42ページを目標にしようと伝える
- 目標なし→とにかく頑張れ!のみ伝える
確かに現実味のある近い目標があったほうが「自分にもできる!(効果期待)」を感じやすそうですね。でも、理由はそれだけではありませんでした。
努力したその日のうちに達成感を味わえることもポイントとなるそうです。
努力してすぐに「自分にもできた!」という経験が続くので、学ぶ意欲の継続につながっていくんですよ。
そして、2番と3番の結果は、ほとんど同じものとなるそうですよ。
2番も3番も、達成感を味わえるのは最後の1回きりとなります。
また、最後までやりきれるのか?という不安を抱きながら学習を進める事になり、勉強にいい印象を抱きにくくなってしまうそうです。その結果、次への意欲が育ちにくくなってしまうんですね。それは避けたいところです。
参考
心理学者のアルバート・バンデゥラと教育心理学者のディル・シャンクが、被験者として40名の児童を対象にして研究されたものを例にあげさせていただきました。
効果的なおうち英語の進め方
では、これらの結果を、具体的にどのようにおうち英語に反映させたらいいのでしょう?
とりあえず、我が家のおうち英語の目標は「海外の人達と臆することなくコミュニケーションをとるための英語力をつける」です。(正しくは、言葉の壁なく海外のいろんな物を見て聞いて経験することで、息子なりの生き方を見つけ出してほしい…となるのかもしれませんが…。)
でも英語力って達成した、してない、がよくわかりにくいですよね。なので、先ほどもあげさせてもらった2700時間という量で目標を立てる事にしました。
◆例えば、中学に入った時にある程度話せたら、もっと英語の授業が好きになるのかな…なんて思っている私。
残りの年数:達成時の息子は13歳。現在7歳。⇒あと6年
英語歴1年(毎日1時間×365日=365時間勉強済み)⇒2700時間-365時間⇒2335時間
2335時間/6年≒389時間(1年あたり)
389時間/365日≒1.02時間(1日あたり)
「中学までに2700時間英語に取り組みなさい!」となると「えぇ!?」となるところですが、「1日1時間ちょっと英語を取り入れていったらいいよ」となると現実味がでてきませんか?これからどんどん忙しくなっていくだろう息子ですが、「1時間だったらどうにか時間が作れるかも!」という効果期待が得られるのではないでしょうか。
そして、学習する内容も毎日の目標を決めてしまいます。(13歳までに終わらせる【仮】)
■英語の音楽や動画、通っているペッピーキッズのDVDを毎朝かけ流す(2700時間)
⇒1日1時間
■ペッピーキッズの単語カード1710枚をすべて覚える
⇒5.5枚(1週間当たり)
■チャレンジEnglish(Benesse)のレベルを1年に1つずつ上げる
⇒毎日1課題づつこなす
(これに関しては、Benesseさんがしっかり設定してくれているので、ただ身をゆだねて取り組んでいます)
一見、すごい量!と思う事でも、小分けにしてしまえば意外と大変ではないんですよね。
おうち英語の習慣化に成功しているおかげもあり、息子もちゃちゃちゃ~とこなしてくれます。特に単語カードに関しては、覚えれたかどうかが自分でも自覚しやすいため、成長を感じれて嬉しいようです。
おさらい
毎日おうち英語に取り組むためには、意欲を持続して持つことが大切。
意欲は、結果期待と効果期待でできており、効果期待をいかに持てるかにかかっている。
効果期待は、最終目標を分割して、近い未来の目標にすると持ちやすい。
「自分にもできる!!!」という確信が、継続的な意欲を持ち続ける大切な要素となる。
ポイント
つまり、いかに精神的な負担を少なく、より多くの達成感を感じられる目標を設定できるかがポイントだという事です!!
ただ、おうち英語になれる前に、しっかりと予定を立ててしまうと失敗する恐れもあります。おうち英語を習慣化させる方法をよかったら参考にしてくださいね。