私は仕事柄、英語のネイティブスピーカーとお話しすることがあります。
といっても、私は英語をペラペラ話せるわけでもなく、相手が言っている事を見失うようなグデグデの英語力っぷり。
それでも楽しくお話できるのは、お互いの感覚や経験から、相手の言いたい事を推測できることが多いからだと思います。
でも!!!
たまーに戸惑ってしまう時もあるんです。
決して友情が壊れるわけでも何でもないですが、どこかふに落ちない…。
こういう展開は、文化や性格、いろいろな事から生じますが、ネイティブと日本人との英語の使い方の差からも生じる事があるんですよ。
ネイティブの英語「want to」は何が違う?
皆さんは「want to」を使って疑問文を作るとき、どのような例文を思い浮かべますか?
きっと学校でも学んできた通り「Do you want to play the Piano ?(ピアノが弾きたいですか?)」などの「○○したいですか?」という意思を表す文を考えるのではないでしょうか。
もちろん正解です!!
このパターンでも、ネイティブの方は「want to」を使用します。
が、しかし、これだけではないんです!
ポイント
なにか頼みごとをする時(~してくれない?)にも「want to」を使用するんですよ。
すごくカジュアルな言い方なので、仲のいい友達や同僚などと話す時に使用されるのも特徴です。
Do you want to ~(~してくれない?)の使い方
■明日、迎えにきてくれない?
Do you want to pick me up tomorrow?
「も、もちろん。迎えに行くよ。」と思いつつも…なんか…こう…モヤモヤ(笑)
文化の違いとかあるし、何か感覚が違うんだろな…なんて思っていたものです。
■荷物を運んでもらえない?
Do you want to carry my bag?
友人の荷物が多かったので、言われなくても手伝うつもりだったけど…
なんだろう。手伝うけど…手伝うんだけど…んんん…?状態。
いざこのように書くと不自然さがすごい。なぜ違う意味があることを察しなかったのか…と今なら思うんですけどね…。
この時の私は「want to~ =~したい」という固定観念ができあがっており、違う使い方があるなんて疑いもせずにいてしまったんですよね…。
私の無知が理由で、勝手に相手へ不信感を感じてしまうなんて…
この事実を知った時、そっと心の中で反省しました…
最期に
今回ご紹介した「want to」のような勘違いは、いろんなところに転がっています。
知ってしまえば、なぜ気が付かない?という話も、実際その場の流れなどもあり、疑うことなく話が進むこともあります。
簡単な言葉こそ、ネイティブの方も気楽に使いがち。
疑問に感じた時は、思いこまずに一度調べてみる事が大切ですね。
今回は、私が経験した勘違いと同じ道を歩まないよう、みなさんにも共有できたらな…と思い、紹介させてもらいました。