ありがたい事に小2の息子は英語がとても好きになり、毎日英語に触れ合いながら成長しております。
でも!こうなるまでには、結構大変でした…というか今も「うーーーん」となる時はあります。
でもこういう時は、息子ではなく私の方に理由があるんですよね。
親の私が「英語を楽しむ」という大切なものを忘れていては、息子が楽しめるわけがありません。
なのでこんな時は、一度立ち止まって自分の言動や考え方を見直すようにしています。
すると、また冷静に息子と接することができ、息子も前向きな姿勢に変わってくるんですよ。
Contents
心の余裕を持つ
お子さんに楽しく英語を続けてもらうためには、すぐ結果を求めずドーーーンと心の余裕を持つことが大切です。
親御さんにゆとりができる事で、お子さんは安心しておうち英語に取り組めるようになりますよ。
そのためにはこの2つを常に意識するようにしましょう。
ポイント
- 2700時間の壁
- お子さんの可能性
2700時間の壁がある事を知っておく
いろいろな研究結果によると、日本人が英語を習得するためには最低2700時間(場合によって前後する)の英語の触れ合いが必要だといわれています。
これは、すぐには結果は出ないけど、2700時間を超えたら大きく英語力が伸びるよ、という事。
時間がカギとなる事を理解すると、結果がすぐに見えなくても仕方がない、と心の余裕が生まれやすくなります。
お子さんの可能性を信じる
お子さんの英語力は必ず伸びる、と信じましょう。
お子さんの可能性に無意識に限界を設けていませんか?
親御さんのモチベーションが下がる理由の1つに、お子さんの可能性を信じきれていないケースがあります。
ついつい、煮詰まってしまうとこのような発想になってしまう方も多いようです。
でも、言語は遺伝よりも環境が大きく影響します。環境があればどんどん伸びていきますよ!!
ただ、可能性に満ち溢れている事が確かな子供達ですが、一人でそれを伸ばすには限界があります。
なぜなら子供達が得れる情報量が、大人よりもずっと少ないからです。
つまり、親御さんや周囲の関わる人がどのように環境を整えてあげられるか、どのように導いてあげるかで、お子さんの可能性を生かせれるかどうかがかわってくるのです。
参考〈改めて英語は難しいと知っておく〉
大人は学生の時に英語の基礎を学んでいます。
ついつい新鮮な感覚を忘れてしまいがちなので、ここで少し想像してみましょう。
お子さんに英語の習得をせかすという事は、私達が「ヘブライ語で「何歳ですか?」は「בן כמה אתה」だったよね?まだ覚えてないの?こんな簡単な文なのに?」と言われてるようなものなのです。(未知の言語なら例えるのはなんでもいいですが…)
全く基礎知識のない言語をいきなり教えられても、なかなかすぐには覚えれませんよね…。
こう置き換えて想像するだけで、お子さんから繰り返し発せられる「なんだったっけ?」に寛容になれる気がしませんか?
学ぶ意欲を育てるための言葉がけ
親だって人。ついイライラして出てきてしまう言葉もありますよね…。
お子さんと普段から多く接している親御さんの言動は、お子さんにダイレクトに影響します。
「あなたはダメね」「もう無理じゃない?」「何度言ったらわかるの」は禁句
「なんでこんなに簡単な事ができないの?」という事に対してつい出てしまっていませんか?
「あなたにはもう無理なんじゃない?」「何度言ったらわかるの?」
この言葉を言われると、結果が出せなかった自分はダメな子なんだと思います。
これらの言葉が出かかった時は、ぐっとこらえましょう。
と、私は思ってしまっていたのですが、失敗をしてしまう原因と言葉の影響を知ることで、冷静に見守れるようになりました。
失敗をする原因
同じ失敗を繰り返すパターンは3つに分ける事ができるそうです。
- やろうとしてるのに、本当に何度やってもなかなかうまくいかない場合
- わざとではないが、原因分析があいまいで同じ失敗を繰り返してしまっている場合
- 注意されることがわかっているのに、わざとやる場合
中でも子供達に多くみられるのは、2番だそうです。
大人は失敗したら相対化と分析を上手にし、繰り返さないための対策を練ります。
ですが、子供達はまだ客観的にみて原因分析を上手にできないのです。
初めての事だらけの子供達は大人以上に失敗をするのは当然です。でも、いちいち責められたり諦められていたら身が持ちません。
他人と比べない
人と比べて優劣をつけてしまうのは、日本に根付いる習慣の1つと言えるでしょう。
- 劣っている立場で比較されると、お子さんは傷つきます。
- 逆に優れた立場の場合は、お子さんはおごりの気持ちが芽生えることも。
ただ、比較し競争意識を抱く事自体は、成長につながるいい動機となる場合もあります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
過去のお子さんの状態と現在を比較して、どれだけ伸びているのかを気づかせてあげるのです。
私は、息子が新しい事へのチャレンジに躊躇した場合、この手をよく使います。
これを伝えると息子は、すごく嬉しそうな顔をして、やる気を出してくれます。
こういう小さな成功体験の積み重ねに気付かせてあげる事は、自己肯定感を高める事にもつながりますね。
まとめ
何かを強要すると反射的に逃げたくなってしまうのは、大人も子供も同じではないでしょうか。
上手に導いてあげれるかどうかで、お子さんの積極性が変わってきます。
そのためには、心の余裕を持つことが大切。
楽しく英語を学んでもらうには?
- 2700時間の壁があることを知っておく
- 必ず英語力は伸びる可能性を信じる
ついイライラ!としてしまう時も、深呼吸していったん立ち止まりましょう。
何を言ってはいけないのか、どう導いてあげたらいいのかを心の中でおさらいです。
言ってはいけないことは?
- 「あなたはダメね。」「もう無理じゃない?」「何度言ったらわかるの?」は絶対に言わない
- 他人と比べず、過去のお子さんと比べる
もっと具体的なポイントを知りたいと思う方は、こちらの本をお勧めします。
尾木ママの優しい考え方に「はっ!!」としますよ…。