子供の英語の勉強が続かない…と悩みを抱えている親御さんへ。英語の勉強を習慣化する方法のお話をしたいと思います。
でも、習慣化と聞くとハードルを高くあげてしまう方も多いのではないでしょうか。
「やるぞ!」の意気込みだけで、続かなかった苦い経験を持ってる方は多いはず…。
でも、思い返してみてください。
一日の行動を振り返ると習慣化されてるものばかりではないですか?
そして、結構面倒くさいものが多くないですか?
でも、具体的にどうやったら習慣化出来るの?という話で。
脳の仕組みを交えながら、習慣化する方法をお伝えしたいと思います!
Contents
「英語の勉強が続かない」を解決する習慣化とは?
ぱっと思い浮かぶ習慣と言えば、歯磨きやお風呂。小さい頃嫌がっていたかもしれませんが、親御さん達に粘り強く世話をやいてもらい、しなければいけない理由も何度も教わったのではないでしょうか。
でも、今はいちいち理由を考えて、歯磨きをしたりしませんよね。ご飯を食べたら磨く。磨かないと気持ち悪い。これが習慣です。いちいち頭を働かせず自動的に行うようになるんですね。
英語の勉強が続かないのは「脳の仕組み」のせい?
英語の勉強が続かないのには、脳の仕組みが大きく関係しています。
問題解決するためにも、まずは脳の仕組みを知っておきましょう!
脳の性質
脳は、基本的に変化を嫌う性質があります。
つまり、英語学習を始める時、今までにないような根詰めた勉強方法は不向きだということ。
脳が嫌がらない程度に、少しずつ進めていく事がポイントなんですよ。
習慣の正体
繰り返し同じ行動をすることで、神経回路が強化され習慣となっていきます。
習慣って気持ちの問題だと思っていたけど、実際に脳の構造が変わって初めて習慣となるんですね。
脳の仕組みが影響するという事は
習慣化までにかかる時間
では習慣化するためには、どれくらいの時間がかかるのでしょう?
ポイント
行動の習慣:1~3か月
思考の習慣:3~6か月
そして、習慣を形成するのに本当にきついと感じるのは2週間だそうです。
でもこの2週間を乗り切ると「しないと気持ち悪い」に代わってきます!
我が家では、毎朝英語のDVDを片隅で流してるのですが、まさに「かけないと気持ち悪い!」になっていますよ。
全然無理なく始めた自宅英語学習なのですが、いえ、無理なく始めたからこそ、いつのまにか習慣化に成功してました。
英語の勉強を習慣化するためには?
では、子供の英語の勉強は、具体的にどのようにしたら習慣の一部となってくれるのでしょう。
3つのポイント
- 習慣化を難しく考えない
- すぐに結果を求めない
- 熱心な頑張りより、欲を引き出す
習慣化を難しく考えない
まず、習慣化を難しく考えすぎないことが大切です。
勉強時間は1時間や30分と決めつけなくていいんです。まずは10分でも5分でも始めれることが大切。気楽にいきましょう!
脳の「変化を嫌がる性質」を思っても、少しずつ始める事は理にかなっています。
すぐに結果を求めない
英語を習得するためには、最低2700時間が必要だといわれています。
なので、英語の習慣化が必要不可欠!
(詳しくは英語学習いつから始めたらいい?をご覧ください。)
何年も続けてやっと大きな変化が見えてくるのに、すぐに「力がつかなかった」と諦めてはだめなんですね。焦らず根気強く続けましょう。
熱心な頑張りより、欲を引き出す
うまくお子さんの好みにはまった動画や教材を見つけた時、ここぞとばかりにたくさん見せたくなるかもしれません。
習慣化される前に飽きてくる可能性が高いです。
なので英語に触れ合う事が当たり前になるまでは「もっと見たいのに!」と思うくらいでストップ。
この欲を継続させて、毎日のおうち英語を習慣化させてしまいましょう!
英語の勉強が続かない!を解決した体験談
我が家では、おうち英語を始めて1年が経とうとしています。
今でこそ、息子は英語大好き!となって、毎日積極的に英語を話そうとしているのですが、最初は
そんな中、英語を習慣の一部とするために、上記に加えて行っていた事があります。
3つのポイント
- 英語を学ぶ目的を持ってもらう
- 家族(祖父母)に公表する
- ご褒美制度を設ける
- 取り組む内容を決めておく
英語を学ぶ目的を持ってもらう
何を学ぶにしても、この目的を持つことはとても大切です。
いきなり英語が家に現れて「やりなさい!」となっても、そりゃ~「嫌だ!」てなりますよね。意味がわからないんですから…。
でも、なぜ英語を学んだ方がいいのか。そして、英語が話せるとどんな体験ができるのかがわかると、ワクワクした気持ちが芽生えてきます。そうなると「ちょっとやってみるかな。」となってもらいやすいです。
具体的な方法⇒英語を学ぶ目的を持つことが重要!きっかけの作り方
家族(祖父母)に公表する
相手はお友達でもいいのですが、近くにいる人におうち英語をしている事を伝えてしまいます。
個人的には「英語してるんですよ!」と結果が出てないのに言うのはやだな…と思っていたのですが、伝えて大正解でした。
実力は置いといて「英語してるんか!すごいな!!」と無条件にほめてもらえるからです(笑)
それを聞いた息子は、わかりやすく張り切るんです(笑)そして、英語=ほめられるという方程式が彼の中にうまれ、英語=楽しい=好きとなっていきました。
ご褒美制度を設ける
この「ご褒美制度」って賛否両論になるところだとは思います。
そのご褒美がないと頑張らない子になるのでは!?という不安もありますよね。
でも、日常のすべてに関してこの制度を設けるわけではないのでいいのかな?と私は思っています。
特に初めに抵抗を生んでしまうものに関しては、
そして何より、我が家のご褒美は、英語の動画。
(ご褒美制度に関しては、こちらに書いています。)
具体的に取り組む内容を決めておく
勉強するタイミングや内容をその都度考えるのは、すんごい面倒くさいです。
なので我が家では、「毎朝の朝食時」と「寝る1時間前」が英語タイムだと決めています。
取り組む内容もある程度固定しています。
- ベネッセのチャレンジタッチ
- 英会話教室のペッピーキッズクラブの宿題単語カード+私が独断で選んだ単語カード
+本人の気分にあったもの(英語の絵本・アプリなど)
やる事をはっきりさせる事で、時間が来たらスムーズに英語の勉強にとりかかる事ができます。
もちろん最初はもっと少ない量から始めましたが、やる内容を固定してしまうのは、習慣化させるためには大切なポイントです。
英語の勉強が「続かない!」から「習慣」へ【まとめ】
「英語の勉強が続かない!」から脱して、「英語の勉強を習慣化」するためには…
まとめ
- 脳に拒否されないように、少しずつおうち英語を取り入れていく
- 最初の2週間を乗り越えると、少しずつ抵抗がなくなると知っておく
- 変化はすぐには見れないが、必ず成長すると信じる
- 熱心に頑張るよりも、物足りないくらいで止める
とにかく少しずつ継続させ、脳に神経回路を作ってしまいましょう!
お子さんが英語にあまり関心を示さないうちは、
- Good morningやHow are you ?などの簡単な挨拶を日常で使う
- 決まった時間に1回だけでも英語の音楽を流す
のような事でも十分です。
から始まるかもしれませんが、意味を教え、英語を使っていくと理解してきます。
「わかるようになった!」という気づきは、英語が楽しい!となるための大切な要素。
楽しいと感じてくれだすと、安定して習慣の一部になっていきますよ~!!