英語教育に関してたくさんの考え方、情報があるため、混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
お悩みポイント
- 英語教育は気になるけど、乳幼児から始めるべきかわからない
- 日本語の発達に支障が出るって聞いたことあるよ?
- 習得してもすぐに忘れちゃうでしょ?無駄になるんじゃない?
- 大人になってからでも話せる人いるし、焦らなくていんじゃない?
この記事では、よく抱かれる英語教育に関する疑問の答えを、乳幼児の英語教育のメリットと結びつけながら詳しく解説しています。
この記事をおすすめする方
- 子供の習い事を検討中の方
- 学校の勉強を有利にしてあげたい方
- 就活で苦労させたくない方
- 子供に広い視野を持って欲しい方
お子さんの限られた有利な時間を無駄にしないためにも、ぜひ知識の一つとしてご覧いただけたらと思います。
Contents
乳幼児の英語教育は無駄?の疑問を解決
この記事で解決してもらえる疑問・不安はこちらです。
ポイント
- 大人になってからでも話せるようになる!だから幼児の英語教育は必要ない!
- どうせすぐ忘れてしまうでしょ?だから乳幼児からしても無駄!
- 乳幼児の英語教育の4つのメリット
- 日本語よりも先に英語を学ぶ事で、日本語の発達が遅くなるって聞くんだけど…?
- 英語教育の始め方
乳幼児の英語教育は無駄なのか?注目すべき【時間】
それは『学習時間』です。
ポイント
参考
※2760時間:米国の国務省データ参照
(World Family推奨時間:2000時間、ベネッセ推奨時間:3000時間)
※公立小・中・高の英語学習時間:1000時間未満
もちろん勉強内容も関係していきますが、「真面目にやってるつもりなのにな…」と感じている場合、後一歩、時間が足りない事が多いんです。
この『時間』に着目することで、よくある2つの疑問を解決することができます。
反対意見
大人になってからでも話せるようになる!だから幼児の英語教育は必要ない!
この意見は、正解です。
乳幼児の英語教育をしなくても、英語の学習時間が2760時間に到達すれば、ある程度の英会話力を身に付ける事ができるからです。
- 幼児から少しずつ分割して学ぶ
- 大きくなって一気に追い込む
2760時間までの道のりをどのように歩むかの違いですね。
反対意見
どうせすぐ忘れてしまうでしょ?だから乳幼児からしても無駄!
こちらの意見は、半分あってて半分間違いです。
確かに学びをやめてしまうと、大人でも子供でも言語は忘れてしまいます。
公立の学校で学べる1000時間を差し引いても、残りは1760時間。
参考
【例】1時間・週1回・年52回の英会話教室に通っても約34年間かかる計算
「まず考えるべき事は、忘れる心配ではなく、どれだけ多くの英語の触れ合う環境を用意できるか」かもしれません。
乳幼児の英語教育は無駄なのか?4つのメリット
ただ、ここからが意見の分かれどころ。幼児の英語教育の必要性は個人の考え方で変わってくるため、ご自身の気持ちと照らし合わせて、読み進めてくださいね。
4つのメリット
- 英語の耳を育てたいか
- 英語を楽しいと思って欲しいか
- 他の教科・部活に費やす時間を作ってあげたいか
- 広い視野を持って欲しいか
1.期間限定の【英語の耳】が育つ
幼児教育をする一番のメリットとも言えるのが、【英語の耳】を育てられる事です。
日本語のみを聞く環境で育った人は、多くの英語の音を正確に聞き取る事ができません。
聞こえる音の数
- 日本語 → 108音
- 英語 → 1808音
生まれたばかりの頃は、世界中のあらゆる音を聞く力がありますが、そこから成長と共に聞き取れる音の数は減っていき、3歳になるころには、それまでに聞いてきた音以外を聞き取れなくなってしまいます。
そして、残念ながら108音まで落ちてしまった時に、後から1808音まで聞き取る力を伸ばすことはできません。
ここに注目
この音の数の差は、英語を正確に聞き取るのに不利なだけではなく、スピーキングにも影響してきます。
例えば「HOT」「HAT」「HUT」。
日本語だと真ん中の音が「あ」と一括りにされるのですが、ネイティブスピーカーは全て違う音に聞こえています。
これを聞き取れないということは、自分で正しく発音することができない事を意味します。
つまり、言いたい事がしっかりと伝わりにくいという事なんです。
もちろん前後の文があって推測できることも多いです。しかし、発音が悪すぎて会話にならないことは珍しくなく、お店やビジネスの相手となると面倒くさがられ、苦い経験をする日本人はたくさんいます。(私も経験あり…)
なので、「英語の耳」を意識し、早い段階で英語の教育に取り組むことは、後々のビジネスなどでのハンデを減らし、英語に足を引っ張られにくくなるのです。
英語の耳があると有利ですが、無いから働けない、という話ではありません。
2.英語を楽しいと感じる
2020年から学校の英語教育体制が大きく変わる事で、起きている問題があります。
それは、クラス内での英語力の二分化です。
小学生の時はまだいいのですが、中学校の授業で英語のできる子(学んできた子)と英語の知識がない子の差が顕著に表れています。
そして、高いハードルを与えられている学校は、英語が苦手な子にレベルを合わせる余裕がない状態になっているんです。
【詳細はこちら】
無条件に勉強を「楽しい!」と思ってもらえたらいいのですが、そんなにうまくはいきません。多くの子は「理解できるから楽しい!」と感じます。
スタートラインの違い・理解度の差から、苦手意識を持ってしまうお子さんが増えてしまっているんです。
3.他の科目・部活を充実させたいか
英語はなかなか身に付けられるものではないとお伝えしましたが、早い段階から英語を学び始め、家での英語学習を続けると、小学生高学年には、英検2級程度の実力はつけられます。
これは、高校卒業までに身に付けておきたい英語のレベルに到達しているということ。
これから勉強や部活が本格的に忙しくなる中学生になるころには、学校対策のための英語の勉強はほぼ必要なくなっています。
みんなが英語の勉強に充ててる時間を、他のものに利用することができる
一見、「英語ばっかりに力を入れて…」となる英語の早期教育ですが、結果的に他の科目や部活、習い事の能力を伸ばすことができるんですね。
4.視野を広げられる
英語は、子供達の可能性を広げる事ができます。
これは「英語力そのものが役に立つ」と言うだけではなく、英語力に自信を持っている事で、子供達が「自分の限界」を作りにくくなるという事です。
でもせっかく興味を持っても、「言葉が通じない」と思うだけで「僕には無理だ」と早々諦めて考えてしまう子が本当に多いんです。
そして、この海外を避ける思考は、これからの時代かなり選択肢を狭めるかもしれません。
参考
世界時価総額ランキング(50位)入りした日本企業数
- 平成元年:22社
- 平成30年:1社
平成元年と平成30年の世界時価総額ランキング比較 pic.twitter.com/VNdneUtyfs
— 20代経営者bot (@epneur) August 22, 2018
乳幼児の英語教育は無駄以上に悪影響?!
反対意見
日本語よりも先に英語を学ぶ事で、日本語の発達が遅くなるって聞くんだけど…?
この質問、めちゃくちゃよく受けます。
確かに母国語である日本語を育てる事はとても大切。ないがしろにしていいわけではありません。
ただ、日本に住み、日本語があふれる環境にいる限り、英語学習のせいで日本語がおかしくなるという事は考え難いです。
体験談
実際に私が勤める職場でも、0歳からたくさんの英語を聞いて育っているお子さん達がいます。ですが、日本語に支障をきたした子は一人も見た事がありません。
赤ちゃんの頃から英語のインプットが続き、2歳頃にようやく言葉を発しだした時、物の名前を英語で言うことはよくあります。
ですが、このように英語と日本語を混合する時期があっても、成長と共に整理ができるようになり、3歳頃からしっかりとした日本語を話すようになっていくんですよ。
心配するような日本語に影響を及ぼすほど徹底した英語の触れ合い時間を設けるのは、なかなか難しいかもしれません。
乳幼児の英語教育は無駄じゃない!何から始めたらいい?
乳幼児から始める英語教育のメリットをまとめてみます。
ココがポイント
- 早くに2760時間の英語の触れ合いに到達する
- 英語の耳が育つ(0歳~3歳の期間限定)
- 英語にポジティブなイメージを持ちやすくなる
- 他の科目・部活などにあてる時間を増やせる
- 自ら限界を作りにくくなる
懸念されがちな、日本語への影響も心配ありません。
日本語にあふれた環境にいる限り、英語の早期教育の影響で日本語がおかしくなる事は考えにくい
まずはたくさんの英語を聞かせてあげましょう!!インプットなくして英語は話せるようにはなりません。
とにかくたくさんの英語を聞く⇒1語・2語からマネを始める⇒話せるようになる
英語の耳を育てるのに有利な期間は限られてます。
闇雲に英語を聞かすよりも、効率的に英語力を伸ばせるおすすめの教材があるので紹介しておきますね。
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